創造力が欲しい!

 桜の開花の話題もちらほらと聞こえる季節となりました.早いものでクリニックもあと1ヶ月でついに1周年を迎えます.最近は口コミで来院される患者さんがとみに増え,当院もようやく地元に認知されだしたと感じています.

 ところでこの時期になるとテレビ番組も改編期を迎えます.先日はNHKで9年間も続いた「その時歴史が動いた」という番組がとうとう終わってしまいました.歴史を動かしたさまざまな人々に焦点を当て,松平定知アナウンサーの淡々としたナレーションで語られるこの番組は,いつも感動と勇気をもらえる,私の好きな番組でした.また何よりも番組の最後に演奏される谷川賢作作曲のテーマ音楽の素晴らしさは筆舌に尽くしがたいものでした.この曲を聴くたびに心が洗われ,落ち着くような気持ちになるので,クリニックの外来手術のときのBGMのオープニングにしてしまいました.かみさんには,私が死んだら葬式にはこの曲をかけて欲しいなんて冗談で?言ったことさえあります.

 それにしても大河ドラマしかり,映画しかり,ドキュメンタリーしかり,いつもそれにぴったりなテーマ曲を作る作曲家の能力にはいつも本当に感服してしまいます.映像を見てその曲を聴くと,「この曲以外はあり得ないやろ!」とさえ思わせてしまうからです.10年近くも前にやっていたNHKスペシャル「世紀を越えて」のアディエマス作曲の幻想的なテーマ曲は,今でも聴くたびにぞくぞくしますし,木村拓也が主演した「華麗なる一族」の服部隆之作曲の荘厳なテーマ曲も忘れられません.映画「三丁目の夕日」の佐藤直紀作曲の心温まるほのぼのとしたテーマ曲もあの時代を語るにはぴったりでした.古いところでは「新日本紀行」の富田勲作曲のテーマ曲など,これほど古き良き日本の素晴らしさを描き,日本人の魂をゆすぶる曲があろうかと思うぐらいの名曲で,第二の日本の国歌にして欲しいなどという声もあるようです.

 私も子供のころからエレクトーンをやったり,学生時代には混声合唱団の指揮者までやっていた縁で音楽には日常的に接し,編曲なども多く手がけました.しかし自分に決定的に欠けているもの,それは創造力だということには以前より気づいていました.人を感動させられるような後世に残る曲を1曲でも作曲できたらどれほど素晴らしいか?そう思って自分もいい音楽を聴くたびに風呂の中などで思いつくメロディーを口ずさんでは五線譜にしたためてみるのですが,気がつけばどういうわけかなんとなく自分の知っている他の曲に似ていたりして(^_^;)…

 人間の才能にはきっと2種類あるのでしょう.ひとつは創造力(creativity)の強い人,もう一つは応用力(application)の強い人.両者とも必要であり,優劣はないとは思いますが,私は少なくとも前者ではないと思います.

 ただ,話はやや飛躍しますが,企業ほどではないにしろ,クリニックの経営にも創造力もある程度はないと,開業ラッシュのこの時代に他院と差別化を図って伸びていくことは困難だとは感じており,何とかしてユニークなことにチャレンジして行くべく,ない知恵を絞ってがんばりたく思ってはいます.
 

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