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2015/12/28

年の瀬に思う

今年も残すところあとわずかとなりました.

今年はよく頑張ってくれたスタッフ全員をねぎらう意味も込めて,診療を12月26日土曜日で終え,少し長い休暇としました.

そのため患者さん達からは,「先生,年末年始はまた海外旅行ですか?」なんてちょっといたずらっぽく(笑)言われましたが,きっと私たちの頑張りを認めて許してくださるのではないかと自賛しています.

例年のごとく,年の瀬になると多忙さに拍車がかかり,何か追い立てられるような気分になりますが,実は私はこの慌ただしい季節の雰囲気がすごく好きです.
年が改まるという一つの区切りに向かって物心ともに整理が出来るからです.
それに何より,今年も色々あったけれども水に流してまた来年も頑張ろうという前向きな気持ちになるのです.
師走の街の風景や行き交う人々の姿をみていると,それぞれの人生と過ぎ行く年に思いを巡らして,なぜか胸が一杯にさえなります.

こういう感情は,おそらく私だけではないかもしれません.
特に日本人は,降りてくる歳神様に新しい年の幸運を授けていただく機会として,古来より大晦日とか正月というものを特別な節目としてきたからでしょう,こんな気持ちになるようにDNAに刷込まれているのではないかと思います.

忘年会もかけがえのない楽しい時間です.
今年も11月末の医師会の忘年会に始まり,クリニックのスタッフたち,サックス仲間,そして昨日は合気道の仲間と,一年の労をねぎらって楽しいひとときを過ごしました.何はともあれ今年一年頑張ったという安堵感,達成感を共通の肴にして美味しいお酒が飲めるのですから,お酒好きの私にとってこんなに楽しいことはありません(笑)

今年は我が家の次女がめでたく入籍しました.私の初めての「息子」となる彼女の夫は,非常に誠実かつ男気のある人物で,親としても安心しました.
事情があって次女はまだしばらく自宅にいるので,何か全然結婚したという感じがしないのですが,正式に結婚式を挙げていよいよ家を出て行くことになった時には,心からの喜びと,そして一抹の寂しさを実感することになるでしょう.

悲しいこともありました.この秋,大学時代からの親友であるA君が,突然の病で亡くなったのです.大学時代,A君ら悪友たちとは,よく飲みよく語り,若気の至りで今となっては赤面してしまうようなバカな悪さ(笑)も色々しましたが,どれもかけがえのない楽しい思い出です.
小児科医として私より早く地元岐阜の地に開業した彼のクリニックは,その暖かい人柄に惹かれる患者さん達で非常に流行っていました.
今回,診療の都合で葬式には行けず弔電とご香典しか送れませんでしたが,来年早いうちに,ぜひその墓前に手を合わせに行きたいと思っています.

当院の患者さん達も,何人かの方が鬼籍に入られました.ここに謹んでご冥福をお祈りいたします.

残念ながら今年も世界中でテロや紛争が絶えず,数多くの無実の一般市民が犠牲になりました.
イスラム過激派によるテロの頻発で,先進国の一部には人種差別的な思想を平気で唱えるような極右政党が再び台頭している上,国際関係も再び東西冷戦時代を彷彿とさせるような危険な状態で,一歩間違えれば第三次世界大戦になるかもしれないとさえ言われています.

人類というのは,どうしていつまでたっても過去の悲惨な歴史に学ばないのかと嘆息せざるを得ません.

国内を見渡しても外交,経済,原発,沖縄,安保,貧困,少子高齢化,社会保障,自然災害 等々,問題山積で,いったいこの国はどうなっていくのか,未来に希望を持てるのかと漠然とした不安が社会全体を覆っているようです.

それでも,私たち今を生きる人間は,皆で叡智を絞ってこの恐ろしいほどに山積する難題に立ち向かっていくしかありませんし,きっとそれが出来る,そして必ず明るい未来が待っていると信じています.

私のような一市民に出来ることなど微々たるものかもしれません.それでも,自分の持てる力を少しでも発揮して,今後も微力ながら人々の,そして社会の役に立っていければ幸いです.

来年は,今より少しでも良い世の中になり,少しでも多くの人々に幸せが訪れますように!!

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