Dr.OHKADO's Blog

. 漢方を学んで

 この日曜日にある製薬会社が協賛する漢方の勉強会に行ってきました.
 福島県にある,漢方で有名な某クリニックの先生が講師になり,分かりやすい実戦的な講義をしてくれました.
 漢方では腹診が非常に重要な診察手段の一つのとことで実習もありました.なぜか2人の若い女性がモデルになり(これは先生の趣味でしょうか(笑)),我々全員がマクドナルドのように行列を作って並んで1人ずつお腹を触らせてもらいましたが,自分も含め,たくさんの中年すぎのおっさんらに(女医さんたちもいましたが…)何度も触られて,さぞ気持ち悪かったでしょう(笑).
 漢方はもともと少しは興味があったのですが,どうもとっつきにくい印象を持っていました.それは東洋医学が西洋医学と異なり,「気」といったような眼にみえない概念を扱うからということもあります.
特に私は長く外科医として手術をやっていましたから,より俗物的とでもいいましょうか,内科以上に「実際に眼に見えて,かつ存在する」ものを扱うことに慣れてきたという側面も否定できません.
 ところで私は10年ほど前から合気道をやっていますが,この武道でも「気」という概念を使います.小さな人間が大男を投げ飛ばせる理由を,相手の力を利用して投げる,といってしまえば簡単なのですが,物理的に説明するよりも,「気」の出ているほうが勝るという考え方をした方が簡単です.もちろんこの「気」も,眼に見えるものではありませんが,合気道を長くやっていると,その存在を認めざるを得ません.もちろん将来的にはひょっとしたら電磁波のようなものであるということが科学的に立証されるかもしれませんが,いずれにしても漢方の「気」とも相通ずるところがあるような感じがします.
 「病は気から」ということばはまさにそれを表しているのでしょう.病気になっても「頑張って早く治そう!」と積極的に頑張っている人は,「もうあかんわ…」と愚痴ばかりこぼしている人よりも明らかに回復力が早いのは身をもって体験してきました.要は,「気」の充実していない人にいくら薬や手術を施しても回復しないわけで,漢方はそういった「気」を充実させることにより病気を「根本的に」なおしていくことがその真髄なのだと思います.
 今後私も積極的に漢方を自分の診療に生かしていきたいと思います.
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Dr.Ohkado

Author:Dr.Ohkado
神戸市中央区新神戸駅ちかく,神戸芸術センタービル内医療モールにある循環器科を主とする開業医です。
徒然なるままに,日々考えていることをエッセイとして書き綴っていきます.
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