サワディークラップ(こんにちわ)

 この夏の猛暑は尋常ではありません.各地で最高気温が軒並み記録を更新して40℃を超える地域さえ出る有様,そして熱中症で多数の死者が出るなど,一昔前では考えられないような暑い日々が続いています. 

 さて8月15から19日まで,かみさんと二人でタイの首都バンコクに旅行してきました.
 実は,タイに行くという話しをスタッフにしたところ,「えー?!先生,すごい暑がりなのに,なんでわざわざそんな暑いところに行くんですか?」などと揶揄されました.
 しかし今回訪れて判ったのは,タイは確かに暑い,でも少なくとも今年の日本よりはずっとましだ,ということです(笑) 炎天下で長時間観光していても大丈夫なのです…これが神戸や大阪なら,熱中症にかかってしまうこと必至です!

 さて,チャオプラヤ川の東に拡がるこの町の中心部には,近代的な高層ビルや巨大な商業施設がいくつも立ち並んでおり,縦横無尽に走る道路には,世界有数といわれる交通渋滞を生み出しているほど,自動車やオートバイが溢れています.このため高架鉄道や地下鉄が庶民の便利な足となっており,私たちもこれを利用しましたが,乗り心地は日本の鉄道に勝るとも劣らず,大変快適でした.
 一方で街中のいたるところの歩道に所狭しと軒を連ねる屋台や露店は,多くの人々で活気にあふれており,庶民の雑多な日常生活の息づかいと,近代的な街並みとが,大変面白い対照を見せていました.

 仏教国タイには町中のいたるところにワットと言われる立派な寺院があり,訪れたワットプラケオ,ワットポーなどでは,そのスケールの大きさ,荘厳さに驚きました.また家々の庭先や市場などにも小さな仏像が安置されており,人々の信仰心の厚さを感じました.

 バンコク近郊にある世界遺産のアユタヤ遺跡では,今は廃墟となってしまったレンガ造りの巨大な王宮や寺院が過去の栄華を物語っていましたが,バンコクの華やかな繁栄をみるにつけ,文明の儚さ,そして諸行無常を感じざるを得ませんでした.

 人口800万人以上という東南アジア屈指の大都市であるこの町は,昨年の夏に訪れたシンガポールと同様,急成長しているアジアの大きなダイナミズムを肌で感じさせるのに十分でした.

 また,微笑みの国と言われるごとく,タイの人たちはとても親日的で人懐っこく,私たちにもいつもワイと言われる合掌と笑顔とで接してくれます.語学好きの私は例によって旅行の3か月ほど前からタイ語に取り組み,あの宇宙語のようなタイ語の文字も少しは読めるようになり,ある程度のあいさつ,ごく簡単な会話ならできるようにして行きましたが,やはり訪れるほうの私たちがタイ語であいさつすれば,より親近感を持ってくれました.

 見知らぬ土地への旅はいつも刺激的で好奇心をくすぐり,平凡な日常生活ではつい狭隘になりがちな視野を広げ,またたとえ一期一会ではあっても,人々との忘れられない出会いを経験させてくれます.

 さて,今度はどこへ行こうかな,などともう次の旅先に想いを巡らせています(笑)


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