神戸市中央区、新神戸駅近くの循環器科専門医が綴るブログです。
深い絆
 早いものでもう7月です.新しく訪れる患者さんの中にはHPを見られて受診される方も多くおられます.一日で50以上もアクセスされることもありますが,中には私のこのつたないブログ目当てで見てくださっている方もおられるようで,何かくすぐったい感じです.
 先週の土曜日はある会合に行ってきました.母校である六甲学院(中・高校)出身の医師で作る伯医会,歯科医師で作る伯歯会というのがあり(伯,というのは母校が伯母野山の中腹にあることからつけられました),それぞれ毎年1度懇親会を開いていますが,オリンピックイヤーにはこの2つが合同で懇親会をすることになっており,北京オリンピックの開かれる今年はまさに合同懇親会の年であったわけです.
 母校は今年で創立70年を迎え,私は34期です.一応?進学校といわれる学校なので各学年の医学部・歯学部出身者は大概20名以上いますが,参加していたのはもちろんその一部,あわせて数十名でした.現校長や私の在学時代の恩師に加え,いつも常連で参加されている先輩,後輩のほかに今年から新しく参加された方々もいて,皆で久しぶりの再会を喜び合いました.近所で開業されておられる某整形外科クリニックの先生が実は六甲のOBだったことが判ったことも収穫で,さっそく名刺を渡してちゃっかり?あいさつしました.
 六甲学院は6年間一貫教育の男子校で,共学で育ったかみさんなどには「6年間も女の子がいない生活なんてつまらないわねエ」と言われる始末ですが,一学年180人という少人数で6年間同じ釜の飯を食ったというのは何者にも変えがたい団結力や仲間意識を生みます.特に母校はカトリック精神に基づいた人間教育で有名で,300m近くもの標高にある学校への登山のような毎日の通学,授業前の黙想,上半身裸での毎日の中間体操,短パン一丁・はだしでの便所掃除(便番といわれ有名でした),年1回の36キロ!マラソン,礼拝,共同募金などの奉仕活動…と,勉強以外にも「六甲精神」を徹底的に鍛えられました.その時学生だった私たちには,そのことの良さなど判る由もなく反抗することもしばしばでしたが,今となっては,六甲を卒業して良かった,今の自分の丈夫な足腰と粘り強い精神はここで培われた,と確信しています.
 社会で生きていく上で「コネ」というのはあまり清潔なイメージを伴いませんが,やはり同じ学校で苦楽をともにした,というのはいい意味での「コネ」であり,こういった人と人とのつながりは一生大事にしたいと思っています.
 なお,男子校であったということの不利な点は,確かに大学に入学した当初は何か女の子と接するのにやや違和感を感じてしまったということでしょうか,でもだからといって結婚出来ない人や,ちょっと違った道?に進んでいるという人が多いわけでもなく,結果としては問題なかったと思っているのですが,かみさんには,「やっぱりあなたは男子校出身よね…」などと呆れられることもあります(笑).